丸清永井水産の思い

丸清永井水産は、「楽しく学べる」食育の指導にも力を入れています。食べ方のコツで、子ども達は魚を好きになってくれます

丸清永井水産は昭和48年(1973年)の創業以来一貫して、「日本の魚食の素晴らしさを子供たちに伝える」を理念に営んでまいりました。

初代社長は創業以前の昭和30年代より、約20年間水産物販売会社で修行し、学校給食が始まった当初から携わってまいりました。
当社は創業前も加えれば約50年間、学校給食関係社の皆様と歩ませていただいております。

守るべき伝統、取り入れるべき革新

洋食の中に、魚を取り入れて独自の日本の食文化を形成

海藻と魚卵など、意外な組み合わせも日本の食文化です

温故知新という言葉をご存じのことと思います。我が国は海に囲まれており、昔から豊かな魚貝に恵まれ、魚の食べ方について多種多様な発展を遂げてきました。また、明治以降の近代化にともなって洋食が普及しても、獣肉が多かった洋食の中に、われわれ日本人はたくみに魚を取り入れて独自の食文化を形成しております。

私たちは「魚食の素晴らしさを、いつまでも大切にして欲しい」と考えております。そのために、守るべき伝統、伝えるべき知恵、そして革新していくべきことは何かということを、いつまでも追い求めたいと思います。

 

新鮮さと美味しさへのこだわり

魚はより国内産地のものを最優先、そして冷凍ものだけではなく鮮魚も仕入れることにしています。

マサバの旬は秋から冬にかけてですが、それ以外の時期はノルウェー産も美味しいです

当社は日本の魚をできるだけ自然のままに子供たちに提供することにこだわっています。
毎日、築地市場より国内産地のものを最優先、そして冷凍ものだけではなく鮮魚も仕入れることにしています。冷凍技術も進歩しておりますが、やはり生のほうが脂ののりや鮮度が違います。それぞれ最も美味しい状態で召し上がっていただきたいというのが、当社の考えです。魚は本来、地産地消で新鮮なものを食べるのが自然であると考えています。

しかし、ただやみくもに鮮魚をご提供するだけではありません。魚にはそれぞれ旬があります。例えばサバが季節外でノルウェー産などがおいしい時期は迷わずそちらを仕入れています。

秋の味覚として、生サンマをオススメします

秋の味覚として、生サンマをオススメします

数年前、小学生の間で落語ブームがあり、その際に「目黒のサンマ」という噺で親しみを感じた方もいらっしゃるのではないでしょうか

塩でしばらく漬け込まれたサンマも、身が引き締まっていて美味しいものです。

しかし、サンマの旬はやはり秋です。秋には獲れたての「生サンマ」をオススメしています。生サンマはやはりホクホクした感触と、旨味のある脂がたいへん好評です。

こちらも児童に合わせた骨取りや内臓取り、栄養士さまの工夫あるメニューに合わせた加工などを、私どもで対応させていただきます。

 

魚食には成長に合わせたスタイルがあります

食のバランスや食習慣を、見直す機運が高まりつつあります

我が国は四方を海に囲まれ、海流の関係もあって豊富な漁業資源に恵まれており、世界有数の魚食大国です。
しかしそんな中でも我が国は「魚離れ」が進んでおり、2009年には肉類の摂取量が魚介類を上回り、また輸入海産物の使用も外食産業や中食産業のと共に増加しております。
また魚介供給量と平均寿命には相関関係があり、肉食が増えると高脂血症や脳梗塞といった疾患リスクが高まることも分かってきました。
そういった事情から、多くの家庭では魚食を見直す機運が高まりつつあります。

自然のままに提供したいと言っても、骨が刺さるなどの事故があってはいけません。学校によっては骨取りのご要望もあります。特に特別支援学校においては必須となります。当社では魚をおろす技術はもちろん、高い骨取りの加工技術をもっております。また、イカなどのカットの幅や長さを変更することも承っています。

保護者における、魚食への期待と希望

小学生の子どもがいる女性に対する調査「魚料理に関する意識調査(マルハニチロHD)」によると、学校給食における魚料理について、以下のような声が上位にあがっています。

魚料理に関する意識調査・調査結果グラフ

このような声はいずれも、子育て世代で魚の消費量が減っていることや、輸入水産物が増えていることへの裏返しとして、学校給食における魚食の重要性を示しているものです。
ほかにも興味深い意見として、

という、一見すると相反する声があがっています。これは、魚食の多様性を学ぶ上で、美味しさを知る入り口として「食べやすさを知れば、魚が好きになる」ということを表している、と当社は考えています。

子ども達への食育指導の取り組み。サンマの中骨をきれいにとった子ども達は、やはりそれを年長者に見て貰いたくなります。

私どもは、学校給食における魚食の重要性を確信しており、そのためにも鮮度の維持と加工技術の向上を通して、食育への取り組みを応援したいと考えています。

※食育指導を行った際の映像です(実施日:2012年9月18日)

スーパーなどで切身になった魚しか見慣れていない子ども達にとって、目の前で1尾の魚をさばくのを見ることは少しびっくりする体験のようです。しかし、たいへん興味津々に目を輝かせて見学し、質問も次々と出てきました。

その後、料理した魚を食べる際は、手を合わせて“大切な命を頂く”ことを自覚するようになりました。普段は魚が嫌いな子も、残さず食べておりました。
中骨を簡単にとるコツを学ぶことも、やはり食育では欠かせない要素です(骨をキレイに取り去った達成感を覚えると、魚料理への抵抗感がかなり改善されます)。

子どもだけではなく、先生・保護者の方々もたいへん熱心に参加していただきました。こうした活動も積極的にお手伝いしていきたいと思います。

このような食育指導をご希望でしたら、ぜひご連絡下さい。魚を好きになってくれる子ども達が増えることは、私たちの喜びです。